iPhoneのシステムデータを削除する方法5選!システムデータが急に増えた原因も紹介

iPhoneを使っていると、「ストレージがいっぱいです」という表示が出ることがあります。設定アプリでストレージ使用状況をチェックすると、「システムデータ」という項目が、意外なほど大量の容量を占めていることに気づくかもしれません。この「システムデータ」とはいったい何なのでしょうか? なぜ急に増えるのでしょうか?
本記事では、iPhoneのシステムデータの正体や、急に増える原因、そしてiPhoneのストレージを圧迫するシステムデータを減らす方法についてお話ししていきます。
<この記事の目次>[非表示表示]
iPhoneのシステムデータとは
iPhoneのシステムデータが急に増えた原因
iPhoneシステムデータの減らし方5選
- 方法1:iPhoneを再起動する
- 方法2:不要なアプリやアプリ内データの整理
- 方法3:Safariのキャッシュや履歴を削除する
- 方法4:iOSを最新バージョンにアップデートする
- 方法5:バックアップから復元する
まとめ
iPhoneのシステムデータとは
まずは、iPhoneのシステムデータとは何かを理解しておきましょう。システムデータ(System Data)には、iOSの動作に必要なキャッシュ、ログ、設定情報などが含まれます。

これらはiPhoneの快適な動作に不可欠ですが、長期間の使用によって不要なデータが蓄積・肥大化すると、ストレージを圧迫する原因となることがあります。
iPhoneのシステムデータが急に増えた原因
では、なぜiPhoneのシステムデータが急に増えるのか、その主な原因を確認していきましょう。
1.アプリキャッシュの蓄積
動画配信アプリ(YouTube, Netflix)、SNS(LINE, Instagram, TikTok)、地図アプリなどは、使うほどにキャッシュデータ(一時データ)が蓄積されます。
これらのキャッシュデータがシステムデータとしてカウントされるのです。
2.クラウドサービスの同期データ
iCloudやその他クラウドサービスが写真、ドキュメントなどをバックググラウンドで同期する際に生成する一時ファイルも、iPhoneのシステムデータが急に増える原因の一つです。
3.Safariのブラウザデータ
Safariなどのブラウザでは、閲覧履歴やキャッシュデータ、Cookieが削除されずに蓄積すると、ブラウザの動作が遅くなるだけでなく、iPhoneのストレージ容量を圧迫する原因にもなります。
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4.失敗または中断されたiOSアップデート
iOSの更新ファイルのダウンロードに失敗したり、更新が途中で中断されたりすると、ダウンロードされた一時ファイルがシステムデータとして残ってしまうことがあります。
5.システムやアプリのエラーログ
アプリのクラッシュやシステム障害が起きると、そのたびに診断情報(ログ)が蓄積され、システムデータが急増することがあります。
これらの要因が重なると、システムデータが数GBから、数十GBまで膨れ上がり、iPhoneのストレージを圧迫してしまうのです。
では、iPhoneのストレージを圧迫するシステムデータを減らすには、どうすればいいのでしょうか?次のパートでは、具体的にiPhoneのシステムデータを削除するための手順や対策をご紹介します。
iPhoneシステムデータの減らし方5選
ここからは、iPhoneのストレージを圧迫するシステムデータを減らす方法を、5つご紹介します。
方法1:iPhoneを再起動する
まず最初に試すべきことは、iPhoneを再起動することです。再起動することで、一時的に溜まったキャッシュやログが自動的にクリアされシステムデータの容量が軽減されることがあります。
操作手順:
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1.サイドボタンと音量プラスボタンを同時に長押します。
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2.画面に表示される「スライドで電源オフ」をスワイプします。
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3.数秒後、サイドボタンを再度長押しでiPhoneを起動してください。
方法2:不要なアプリやアプリ内データの整理
長期間使っていないアプリや、アプリ内の不要データもシステムデータが急増する原因になります。アプリを削除して再インストールしておくと、iPhoneのストレージを圧迫するシステムデータを減らすのに効果的です。
操作手順:
1.「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」を開きます。
2.アプリごとの使用容量を確認し、不要なものを削除します。
3.容量の大きいアプリは、一度削除して再インストールするとキャッシュがリセットさます。
方法3:Safariのキャッシュや履歴を削除する
Safariには多くの履歴やキャッシュデータが蓄積されていきます。定期的にキャッシュクリアをすることは、iPhoneのストレージ容量を増やすために有効な手段です。
操作手順:
1.設定アプリを開きます。
2.「Safari」を選択します。
3.「履歴とWebサイトデータを消去」→「履歴とデータを消去」をタップします。
方法4:iOSを最新バージョンにアップデートする
iOSをアップデートすることで、システムデータが異常に増加する不具合を改善できることがあります。お使いのiPhoneが最新のiOSバージョンかどうか確認し、更新可能な場合はアップデートを実行しましょう。
操作手順:
1.「設定」アプリを開きます。
2.「一般」→「ソフトウェア・アップデート」を選択します。
3.アップデートが利用可能な場合は、「ダウンロードしてインストール」をタップします。
方法5:バックアップから復元する
iTunesまたはサードパーティ製のバックアップアプリを使用し、iPhoneを初期化後にバックアップから復元します。この方法により、システムに残った不要なファイルが削除され、システムデータを大幅に減らすことができます。
iTunesでのバックアップ・復元は手順が複雑なため、今回は専門のiPhoneバックアップソフト「DearMob iPhoneマネージャー」 を利用します。

DearMob iPhoneマネージャーは、PCとiOS デバイス間でデータの転送・管理できるソフトです。iTunesのような制約がなく、ワンクリックでiPhone内のアプリや音楽、動画、連絡先、メッセージ、写真データなどのデータをバックアップ・復元できます。
さらに、容量の大きなデータファイルでも高速に転送できるのが、最大の特徴です。
操作手順:
1.DearMob iPhoneマネージャーを起動して、iPhoneをパソコンに充電ケーブルやUSBケーブルで接続します。
2.メイン画面で「バックアップ」→「今すぐバックアップ」をクリックすると、iPhoneのバックアップが開始されます。
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3.バックアップが終わるとiPhoneで「設定」アプリを開きます。
4.「一般」→「「転送またはiPhoneをリセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」→「続ける」→パースコードを入力→「iPhone を消去」をタップします。
5.初期化後、iPhoneを再度パソコンに接続し、DearMob iPhoneマネージャーで「バックアップ」→「バックアップファイルを復元」を選択します。
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6.先ほど作成したバックアップファイルにチェックを入れ、「今すぐ復元」をクリックすればiPhoneの復元が開始されます。
まとめ
iPhoneのシステムデータは、気づかないうちにストレージを圧迫することがあります。再起動や不要アプリ整理、Safariキャッシュ削除、iOSアップデートなどで、ストレージの空き容量を増やすことが可能です。
それでもiPhoneのシステムデータを削除できない場合は、DearMob iPhoneマネージャーのような専門ソフトを活用して、バックアップ取ったうえで初期化し、バックアップから復元する方法が効果的です。
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DearMob iPhoneマネージャー
複雑なiTunesと比べ使い勝手が良い仕上がり、ワンクリックでiPhoneをバックアップ・復元できる。
iPhoneのストレージ不足に悩んでいる方は、ぜひ本記事で紹介した方法を試してみてください。